ヨガ・気功・催眠療法 ヨガ&気功 呼吸法
 
 
 
今、体全体のバランスを整えて病気を治していく、東洋医学や代替療法が注目を集めて
います。これらの療法は身体に優しく、無理なく、心身の調和をとっていくものです。
ここでは、ごく簡単に、自分で出きる、ヨガ・気功・催眠療法をご紹介します!
ヨガの起源は古代インダス文明にまでさかのぼり5千年くらいの歴史があるとされて
います。古代のインド人は、世界中を幅広く、徹底的に研究し、世界の仕組みや
生と死の謎、自然の摂理、そして、人体の機能などについての哲学を作り上げました。
 その哲学全部をヨガといいます。

ヨガは、自然の摂理に従って生きることを目的としていますので、とても身体に優しく、
体全体の調子を整えるように、気を配られています。そのヨガが中国に渡って、
変化し、気功法となりました。ですから、ヨガと気功にはとても沢山の共通点が
見られます。そして、ヨガも気功も、心身を健康に保つには「呼吸」が大切である、
としています。
 
酸素は人間を動かしている、最も大切なエネルギーです。深く、長い呼吸は、
すばらしい健康を生み出します。血液の循環も良くなり、活動的になります。
落ち込んでいたり、悩んでいたりすると、呼吸が浅くなり、どんどん否定的な気持ちに
なっていきます。そんな時はこの呼吸法ほやってみてください。ごく簡単に、
悪い空気を吐き切り、新鮮な空気を一杯吸い込むことができます。
 
 
● スッキリ呼吸法
 
1、まず、あくびをするときのようにノドを開いてハーと息を吐きます。
2、息が止まったら、ロウソクを吹き消すときのように唇をすぼめてフーと吐きます。
3、止まったら最後にフッフッフーと吐きます。
4、そして自然に大きく吸います。(矢山利彦著 「気の人間学」ビジネス社 より)
   実際にやってみると、頭がスッキリするのがわかりますよ。オススメです!
 
 
● リラックス呼吸法
 
緊張している時、ゆっくり安みたい時にリラックスできる呼吸法です。
1、正座するか、もしくは椅子などに座ります。
2、みぞおち(肋骨の下)に両手を軽く添えるように当てます。
3、ゆっくりと長く息を吐きながら、自然と指がみぞおちに入っていくように
  上体を前に倒してください。この時、体中の毒素を、吐く息とともに、
  すべて体の外に出してしまうというイメージを持ち、できるだけ長く
  吐き続けるようにします。
4、息を吐ききったら、みぞおちに入った手を緩め、ゆっくりと長く息を吸いながら
  上体を起していきます。この動作を繰り返します。
 (世古口裕司著 「朝10分の気功術」三笠書房 より)
この呼吸法は腹式呼吸が上手に出来る、良い方法です。腹式呼吸は、息を吸う時に、
下腹部を膨らまし、息を吐く時に下腹部をへこませるものです。この呼吸法には、
下腹部に溜まった汚れた血を心臓に戻す力があります。貧血、冷え性、整理痛に効果を
発揮します。また、お腹を動かすことで、大きなリラックス効果も得られます。
 
 
●底力をつける呼吸法 ☆
 
体力、持久力をつけ、イザという時に底力を発揮できる呼吸法です!
・7秒かけて息を吸い、7秒間息を止め、7秒かけて息を吐きます。
これを、出来れば毎日10回ほど行います。疲れている時などは、
やらなくても良いです。最初、苦しければ5秒から始めても結構です。
また、慣れてきたら10秒くらいにしても良いでしょう。
息を一杯に吸った時に、息を止めると、肺が膨らんで、だんだん肺活量が増えてきます
肺活量が増えれば、自然に呼吸をしても沢山の酸素を吸えるようになります。
体中を充分な酸素が巡れば、自然と体力・持久力が向上し、健康も増進するのです。
また、頭にも酸素が良く巡るようになって、頭がスッキリしてきます。
 
 
●ヨガ
 
健康法のヨガにも、様々な種類のものがあります。色々なポーズをとるものが
有名ですが、今回はポーズではなく、一風変わった、リラックス・癒し系(?)の
健康法をご紹介します。
☆ 風浴法 ☆

 全身の皮膚面を新鮮な空気に当てる(裸になる)、という方法です。
 皮膚は、酸素を吸って二酸化炭素を吐く、という肺のような呼吸作用があります。
 また、尿素などの老廃物を出すという腎臓のような機能もあります。
 けれど、皮膚にはまだ、科学では解明できていない機能があります。
 皮膚の全面をペンキ等で塗りつぶすと、人間は数時間で窒息死します。
 また、皮膚面の3分の1に火傷を負うと、生命の危機にさらされます。
 ヨガでは、皮膚は“プラーナ”の呼吸をしていると考えます。
 “プラーナ”とは生命のエネルギーで、気功で言う“気”のことです。
 ヨガでは生命のエネルギー“プラーナ”が流れなくなると、生物は死に至ると
 考えるのです。風浴法は、皮膚からエネルギーをいっぱい吸収し、皮膚を丈夫にする
 ために行います。それに、一種のストレス発散にもなります。高層のホテルに
 泊まった とき、裸になって夜景を眺めるのが好き、という人も結構いるようです。
 風浴法の方法は、着衣と脱衣を繰り返すだけです。詳しい方法を以下に記しますが、
 あまり厳密にしなくても良いかと思います。
 楽しんで出来る範囲で活用してみてください。
 「脱衣して裸になったときは、窓を開け、着衣した時は窓を閉めます。
 (出来る環境の場合は、です。)

 第一回目は、20秒裸でいたら、服をきて60秒すごします。
 2回目は裸の時間が30秒、着衣が60秒。このように着脱を繰り返します。
 3回目 裸 40秒 着衣 60秒 4回目 裸 50秒 着衣 60秒
 5回目 裸 60秒 着衣 90秒 6回目 裸 70秒 着衣 90秒
 7回目 裸 80秒 着衣 90秒 8回目 裸 90秒 着衣 120秒 
 9回目 裸 100秒 着衣 120秒 10回目 裸 110秒 着衣 120秒 
 11回目 裸 120秒  着衣 終了」(飯島貫実著「ヨーガ革命」青弓社)
 
 
●気功
 
健康法の気功も、ヨガのようにたくさんの型があったり、気の流れを感じ取ったりと、
憶えなければいけないことがあります。けれど、まったくの初心者の方でも
スグにできて、誰にでも100%、即、効果があらわれる、非常に簡単な方法が
あります!この方法は、気分が落ち込んでいるときに、素晴らしい効果を発揮します。
ただ、少し根性が要ります。
☆ タントウ功(立禅)☆

1、足を肩幅に広げて立ちます。腹式呼吸をしやすいように、
  あまり体をそらせず、やや猫背になるくらいにして下さい。
2、少し膝を曲げて、腰を落とします。腕は肩の高さくらいまで上げます。
  このままの姿勢で立ち続けます。できれば、複式呼吸で息をします。
  出来れば20分以上、せめて10分は続けてください。この方法は結構辛くて、
  根性がいります。けれど、その効果は目をみはるものがあります。

 「ランナーズ・ハイ」という言葉をご存知でしょうか?マラソンをしていると経験を
 する状態です。走り始めは苦しくても、あるところまでくると、気分がよくなり、
 高揚感をおぼえます。この現象は、苦しむ筋肉に、脳が、「ガンバレ ガンバレ」と
 モルヒネの10倍も鎮静作用が強い、脳内物質「エンドルフィン」を分泌するのです。
 この状態になれば、鬱々とした気分もどこかへいってしまいます。
 また、このタントウ功は、マラソン等と違って、体を激しく動かすものでは
 ありませんので、心を非常に落ち着かせることが出来ます。
 このタントウ功は、ただ単に苦痛を追い払うためのものではなく、
 神経と脳を鍛える非常に有効な方法でもあります。続けていると、神経が発達し、
 反射神経が鍛えられるため、 昔から武術の修行としても重視されてきました。
 また、もちろん足腰の鍛練にもなります。
・お年寄り、病弱な人は、腰はあまり落とさず、手の位置も低めに構えても良いでしょう
・時間は、10分くらいはやらないと、「ランナーズ・ハイ」の状態には なりません。20分くらいが理想です。
 
 
●催眠療法

原因の分からない病気というものは、結構あるものです。また、体に異常が無いにも
関わらず、痛みがとれない場合があります。そんなときは、原因は心の傷である場合が
多いのです。そのような状態の時、催眠療法はよく効きます。本人でさえ気付いて
いなかった心の傷を見つけ、催眠状態の中でその傷を癒していくのです。
催眠療法は、治療師にかけてもらわないと出来ないものや、危険なものもありますが、
ちょっとしたリラックスや癒しなら、自分でも簡単に、また安全にすることができます。
毎日の癒し、リラックスに調度良いものをご紹介します。
☆ リラックス法 ☆
「さあ、体を楽にして下さい!」と言われてもなかなか出来るものではありません。
体全体の力を抜いて、簡単にリラックスできるテクニックです。

1、仰向けに寝るか、安楽椅子などに座って、深呼吸をします。
  呼吸法のところでご紹介した、リラックス呼吸法も良いでしょう。
2、体の上の方から、順番に力を抜いていきます。
  心の中で、「頭」と唱え、頭の力を抜きます。そして順に、
  顔・首・肩・胸・腕・お腹・背中・お尻・腿・足・つま先、と力を抜きます。
  そして「頭のてっぺんから、つまさきまで力が抜けていく」と数回唱えて、
  力を抜きます。これで完全にリラックスできると、もうすでに催眠状態に
  入りかかっているのです。何回かやりますと、慣れて、どんどん
  リラックスするのが上手くなっていきます。
 
☆ アファメーション
 アファメーションとは、「自分自身に語りかける、肯定的な宣言の言葉」です。
 例えば 普通の意識の状態の時に、「私は幸せだ」と言ってみても、何てことは
 ありませんが、催眠状態の時には、その言葉がストレートに入ってきて、
 言葉のとおり、幸せな感じを実感してしまうのです。
 催眠状態とは、とてもリラックスして、眠っている時の意識と、起きている時の
 意識の中間くらいの意識の状態の時のことです。ハッキリと目覚めている時は、
 自分の意識が強いので、「私は幸せだ」といってみても、すぐに
 「そんなことはない」とか「こんなので幸せになれる訳がない」など、
  クセになっている考え方や、否定的な思いが出てきて、幸せな思いに浸ることは
 ありません。催眠状態では、ボーッとして論理的に考えたりしませんから、
 肯定的な言葉がすぐに馴染んで、自分の望む意識の状態になることが出来ます。
 (催眠を治療師にかけてもらうとき、勝手に意識の操作をされてしまうのでは?と
 心配されるかもしれませんが、催眠は、嫌な時にはすぐ自分から普通の 意識状態に
 戻ることが出来ますし、治療師との信頼関係がなければ、深い催眠状態にも
 入りませんので、心配はありません。)
1、まず上記の「リラックス法」をします。
2、リラックスしたら、そのままの姿勢で、あらかじめ決めておいた言葉を
  ゆっくり、心の中でかみしめながら唱えます。唱える言葉ですが、すべて
 「〜になった」「〜だ」「〜になっていっている」など、過去完了形か現在進行形で、 
 
 もう既にそうなった状況を設        定します。たとえば、「幸せになりたい」と唱えると、
 いつまでたっても、「幸せになりたい」と願っている状態にしかならないからです。
 また、「私は」と必ずつけましょう。効果が高まります。
 アファメーションに良さそうな言葉は、
 「私はリラックスしている」「私は幸せです」「私はとても気持ちがいい」など。
 治療師が患者さんを催眠にかけるような感じで、
 「私は、リラーーックス、しているー」のように、優しく唱えましょう。
 これらは、何度もやっていると上手くなるもので、そのうち、
 目を閉じて、ちょっと唱えるだけでリラックス効果を得られるようになります。
 また、この状態で、空や海、山など、自然をイメージするのも良いものです。
 自分に暗示をかけることもできます。

 「私は毎日が楽しい」「人と話すのが楽しい」「健康になった」「いつも元気一杯」など
 この時のコツは、「病気が治った」「〜が嫌ではなくなった」など、
 否定的な言葉は使わないことです。
 「病気」という言葉を使うと、それだけで、嫌な気分がしてしまうからです。
 アファーメーションは是非一度試してみて下さい。なかなか楽しいものですよ。

 
 
 
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