近年、化粧水や乳液など、化粧品を自分で作る人が増えています！市販の化粧品と
比べて、手作りの化粧品は、体に安全で、しかもとても経済的だからです。
また、自分の好みの香りづけをしたり、色んな種類のものを作ってみたりと、
手作りの楽しさを味わうこともできます。ここでは、シンプルで簡単にでき、
肌にもとても良い、様々な手作り化粧品のレシピをご紹介します！　

手作り化粧品の利点は、合成保存料など、肌に刺激になるものを一切使わずに作れる
ことです。少量づつ作って１ヶ月ほどで使い切ってしまえば保存料は必要ありません。
保存料などにすぐ反応してしまう敏感肌の方には最適です。冷蔵庫で保管すれば
安心ですし、殺菌力のあるエッセンシャルオイルを入れれば、常温でも保管できます。
また材料も、薬局や、アロマテラピーのお店、東急ハンズなどで簡単に、
安く手に入れられるものばかりです。化粧水などは、原価を計算すると、
１００ｃｃが１００円未満で作れます！体に安全で経済的な手作り化粧品、
是非一度お試しください・・・・・。

 

 

●〇化粧水
　
・ラベンダーウォーター
　精製水１００ｃｃにラベンダーのエッセンシャルオイルを５滴入れ、よく振り、
　常温で一晩置きます。グリセリンを小さじ１／４〜１／２入れる。化粧水の中で一番の
　おすすめです。すばらしい香りが楽しめます。エッセンシャルオイルは原液のままで
　肌につけてはいけないものが殆どですが、ラベンダーは、ニキビや虫刺されなどに、
　ほんの少しつけると効果があり、何百年も前から、スキンケアに愛用されてきた
　安全なオイルです。グリセリンは保湿成分です。季節や好みに応じて加えてください。
　また、入れなくても結構です。精製水、グリセリンは薬局で購入できます。

 

・ハニーウォーター
　精製水１００ｃｃにハチミツ小さじ１／４を入れ、溶けるまで混ぜます。
　クエン酸を耳掻き一杯分入れ、よく混ぜ、冷蔵庫で保管しま
　。はちみつは、肌に良く、保湿の効果もあります。何の花の蜜かで香りも
　変わりますので、色々お試しください。クエン酸は、弱酸性に仕上げるために
　使います。薬局でも購入できますし、スーパーでも製菓材料として販売されています。

 

・きいちご水
　精製水１００ｃｃ、きいちご酢小さじ１／４、グリセリン小さじ１／４〜１／２を
　混ぜ合わせ冷蔵庫で保管します。きいちご酢はボディケアにすぐれた効果を発揮
　します。石鹸でアルカリ性になった肌を弱酸性に整えます。

 

・ゆず水
　容器に干したゆずの皮１グラムを入れ、沸騰させた精製水１００ｃｃを注ぎます。
　容器を密閉し、自然に冷めるのを待ちます。さめたらコーヒーフィルターなどで
　こしとり、好みでグリセリン小さじ１／４〜１／２を加え冷蔵庫で保管します。
　かんきつ類の皮は、古くからスキンケアの材料として使われてきました。ゆずの
　爽やかな香り、きれいな淡いゆずの色が楽しめます。

 

・ラベンダークリーム
　１、上記のラベンダーウォーターを大さじ１杯、湯煎にかけて温めます。
　２、耐熱性の小さな保温のよい入れ物（厚手のコーヒーカップなど）に、
　　　ホホバオイル大さじ１杯と蜜蝋２ｇを入れ、電子レンジで溶かします。
　３、２に１のラベンダーウォーターを少しずつ注ぎながらスプーンなどでよく
　　　かき混ぜます。油分と水分が分離しないように、さめるまで、連続的によく
　　　混ぜ合わせます。
　４、固まりきらないうちに、容器にいれ、完全にさめてから密封し、
　　　常温で保存します。
　水分と油分が分離しないようにするのは少し難しいかもしれません。温度が急激に
　下がらないように、保温の良い入れ物を使うようにします。最初は失敗するかも
　しれませんが、コツをつかめば後は簡単に出来るようになります。
　蜜蝋（ビーワックス）は、アロマテラピーのお店、東急ハンズ、また製菓コーナーでも　

　購入できます。ホホバオイルは無印良品のお店で安く購入することができます。

 

・ハンドクリーム
　蜜蝋５グラムとホホバオイル２５ｍｌを電子レンジで溶かす。保存容器に移し、
　竹串などでかき混ぜながら冷まし、うっすらと白くなりはじめたら、好みの
　エッセンシャルオイルを４滴加えます。竹串でよくかき混ぜてエッセンシャルオイルを
　なじませます。完全に冷めたら、ふたをしまする。
　エッセンシャルオイルの中には、刺激の強いものもありますので、肌の敏感な方は
　気をつけてください。ベルガモット、レモン、レモングラス、バーベナ、
　イランイラン、ローズマリー、シダーウッド、パインなどは比較的その心配が
　あります。

 

・リップクリーム
　上記ハンドクリームと同じ作り方で、蜜蝋は３グラム、ホホバオイル１５ｍｌ、
　エッセンシャルオイルは１滴にします。唇は粘膜に近いので、エッセンシャルオイルの
　使用を控えます。エッセンシャルオイルは、作用のゆるやかなラベンダーが
　お勧めです。

 

 

・クレイパック
　カオリン大さじ２杯に精製水大さじ１杯を加え、ペースト状になるまでよく
　練り合わせます。ホホバオイル小さじ１杯を加え、油分がなじむまで練り合わせます。
　好みのエッセンシャルオイルを２滴加え、もう一度混ぜる。
　＜使い方＞
　洗顔後、水気をふき取った肌に、目と口のまわりを避けて顔全体に均一に塗り、
　５〜１０分ほどしてパックが乾いたら、ぬるま湯で洗い流します。週一回で十分です。
　カオリンとは白色の粘土のような鉱物で、薬局で購入できます。カオリンは肌の汚れを
　引き出し、血行を促す効果がありますが、ニキビ肌の人には向きません。
　敏感肌や乾燥肌の人は、モンモリロナイトという粘土がおすすめです。
　自然派化粧品のお店や、ネット上で購入できます。

 

・ハチミツヨーグルトパック
　プレーンヨーグルト大さじ１杯と、ハチミツ小さじ１杯をよく混ぜます。
　使い方はクレイパックと同じです。 ヨーグルトは吸着する性質があり、
　クレンジングと保湿の効果があります。ハチミツは殺菌と保湿効果を持っています。

 

 

ホホバオイル５０ｍｌに好みのエッセンシャルオイルを３滴まぜます。
＜使い方＞
　適量を手にとり、顔全体をマッサージしながらメイクを落とす。蒸しタオルで
　ふき取り、その後、洗顔してきれいに洗い流す。

 

 

・香水
　好みのエッセンシャルオイル３０滴に無水エタノール５ｍｌを加え、竹串等でよく
　混ぜ、遮光ビンに移して保存します。
　（エッセンシャルオイルの例：ベルガモット１５滴、サンダルウッド９滴、
　　ジャスミン６滴）
　香水は、エッセンシャルオイルをアルコールで割ったもので、オイルの濃度は
　１５〜３０パーセントです。香りの製品の中では最高級品です。香りの持続時間も
　５〜７時間と、長く持続します。無水エタノールは薬局で購入できます。

 

・オードトワレ
　好みのエッセンシャルオイル６滴に無水エタノール４ｍｌ、精製水１ｍｌを加え、
　竹串等でよく混ぜ、遮光ビンに移して保存しまする。
（エッセンシャルオイルの例：レモン２滴、グレープフルーツ３滴、ミント１滴）
　オードトワレは、オイルの濃度が５〜１０パーセントで、香りは３時間ほど持続。

 

・オーデコロン
　無水エタノール２５ｍｌに、好みのエッセンシャルオイルを２５滴入れてよく
　混ぜます。そこに精製水５ｍｌを加えて混ぜ、遮光ビンやスプレー容器に移して
　保存します。
　（エッセンシャルオイルの例：ラベンダー１５滴、ローズマリー１０滴）
　オーデコロンは、オイルの濃度が２〜５パーセントで、香りは１〜２時間ほどしか
　持続しませんが、ルームフレグランスとしても利用できます。

 

・練香水

　（クリーム状の香水で、手首の内側やこめかみなどに少量つけて使用します。）
　ワセリン小さじ２杯に、好みのエッセンシャルオイル１７滴を加え、よく混ぜ合わせて
　密閉容器に保存します。
　（エッセンシャルオイルの例：
　１、ローズゼラニウム７滴・スイートオレンジ７滴・ペパーミント３滴
　２、ラベンダー７滴・ベンゾイン５滴・レモン５滴
　３、イランイラン７滴・レモングラス５滴・ベンゾイン５滴）
　ワセリンは「白ワセリン」「ヴァセリン」などの名称で薬局で販売しています。
　アメリカでは手軽で安全な保湿剤として、よく用いられています。
　また、メイク落しにも使用されています。

 

 

・香水以外は、１ヶ月以内で使い切ってください。
・肌に合わない場合はすぐに使用を中止してください。
・妊娠中の方は、エッセンシャルオイルを使用しないで下さい。